山口県宇部市の歯科医院「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
サッカーワールドカップは盛り上がってますね
残念ながら日本は惜しくも敗退してしまいましたが
選手達の活躍は明るい話題の少ない日本を元気付けてくれましたね。
個人的にもサッカーを少しやっていた時期もあり
小さい頃からアルゼンチンやオランダが好きだったので
ベスト8での対戦は少し早くて残念ですが、とても興味のある対戦です( ^ω^ )
今回は興味のある方も多いかもしれませんが
ホワイトニングについてです。
主に3種類のやり方があり
1、ウォーキングブリーチ:神経がない歯の内部からホワイトニングをする方法
2、ホームホワイトニング:型取りをしてマウスピースを作製し、お家でホワイトニングして頂く方法
3、オフィスホワイトニング:院内で薬剤を塗布してホワイトニング(光照射、薬剤だけなどいくつか種類があります)
(短期で効果を上げるために2と3を組み合わせたデュアルと言われるやり方もあります)
それぞれ利点、欠点がありますが
今回はちょっと特殊な1番のウォーキングブリーチについての説明です。
こちらは、歯の神経がダメになってしまい、1本だけとか部分的に変色している場合が適応で特に前歯に多いです。
原因は外傷が多く。スポーツなどでの転倒やボールが前歯に当たってしまった、子供の頭が顎に当たってしまったなどで
前歯に何かが強く当たってしまったり、強く噛んでしまったなどで神経が死んでしまうことがあります。
そうすると、歯の色が黒ずんでしまいます。
(以前、某女性お笑い芸人さんの前歯の神経が死んでいるというのが有名でしたが、確か今は治療されたと聞いたような…)
こちらの方は若い頃に前歯を打たれたようですが
特にその後は痛みもなく、いつの間にかこのように変色されてきたと言われておられました。
ウォーキングブリーチで、完璧に元通りとは言えませんがかなり目立たなくなって満足頂いたので治療を終了しました。
治療手順としたら
外傷で気付かないうちに神経が死んでしまうと、まずは歯の根の中の治療をしないといけないので
根の治療をして、しっかり詰めた後にホワイトニング用の薬剤が根の方に行かないように、しっかり内部を封鎖します。
そして歯茎から上の歯の内部に薬剤を入れて封鎖する、それを何度か繰り返ししていくと
徐々に色が変わってきます(°_°)
薬剤は、歯科医院で薬剤を配合される場合もありますが
当院では、海外から専用の薬剤を輸入しています。
自分達で配合するのは、量が均一にならず不安定なので、強すぎた場合などはトラブルが出る場合もありますが
最初から専用薬剤で安定したものがあるのなら、そちらが確実で安全性も高いと考えております。
輸入なので、希望されてもすぐに入荷しなかったり、購入できないリスクもありますが
写真のように効果も実感しております(^^)
ただ、少し後戻りしたり変色してくる可能性もあるので注意も必要です。
また、神経のある歯と無い歯で若干の違いも出るので完璧な改善は難しいこともあるので
どうしてももっと色を合わせたい希望や、変色しないようにしたいと考えると補綴と言われる被せ物や薄いセラミックを貼るベニアと言われる方法など
歯の色をできるだけ変えた後に、他の治療方法を組み合わせることもあります。
歯の色でお困りの方や、気になる場合など
何かありましたらお気軽にご相談ください。
診査診断は必要ですが、皆さんに利点欠点を説明して治療方法をいくつかご相談した後に決定します。
他にも施術した方が何人もおられますが
写真の容量の関係でアップできないものもありますので
他の例などを見たい場合は院内で写真をお見せすることも可能です。
12月で慌ただしい季節ですし
いきなり寒くなってきたので
体調管理に気をつけて、残り少ない12月を乗り切りたいですね( ´ ▽ ` )