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口腔外科院長

宇部市の歯科医院、歯科・沖田オフィスの院長、沖田です。

今年も半分が終わって、後半戦ですね(^^;;

先日の台風、心配でしたが

宇部市内は風も思ったほどではなく、雨はすごい時間もありましたが

大きな被害もなかったようで一安心でした。

台風が去って湿度が高く益々暑くなりそうですし

脱水、熱中症に気をつけてお過ごしください!!

新型コロナも感染者が急に増えてきています。

暑い中でできることも限られてきますが、無理ない感じで感染対策に気をつけていきたいですね。

 

時々お口の中で相談を受けるのが

口の中に出来物が??という相談です。

特にテレビなどで口腔がんなどの話題が出た後などに多いのですが

普段、お口の中を見ることがなく

テレビで注意喚起されて、たまたま鏡で見たら何かある??

で心配されて歯医者さんに来られる方もおられます。

鏡で見て、自分の口の中にこういった巨大なものがあるとびっくりしますよね!(◎_◎;)

ちなみにこちらは口蓋隆起(こうがいりゅうき)と言われる骨がゆっくり大きくなったもので

特に病気ではありません( ^ω^ )

(ちなみに、下顎の骨が大きくなるものを下顎隆起(かがくりゅうき)といい、前歯と大きな奥歯の間の小臼歯と言う歯のあたりの舌側の骨が大きくなることが多いです)

食いしばりなどの癖があったり、噛む力がすごく強い方など

骨に力が加わるとその力に反応してゆっくり骨が大きくなったりしてきます。

本当にゆっくり大きくなるので、違和感もなく大きくなってしまい

ずっと口の中に存在していても、たまたま鏡などで見ないと気付かれない方も多いです。

これは病気ではないので特に問題がなければ除去する必要はないのですが

入れ歯を作る時に邪魔になったり(食いしばりや歯軋り、噛む力が強い方はその力に歯が耐えきれなくなって割れてしまったりする方もおられます)

歯の治療で型取りをするのに、トレーと言われる型取りの道具が入らなかったり

そういった治療を行うのに邪魔をしてしまう場合は除去したり

骨が大きくなりすぎて舌の置き場がなくなって舌が後ろに下がってしまい、気道を狭くして睡眠時無呼吸などになりやすい方なども除去することがあります。

除去が必要な場合、私自身が大学病院や総合病院の口腔外科勤務の経験もありますので

できるだけ自院で除去をおこなっております。

ただし、大きさによっては除去が難しくなったり、血管や神経などが近い場合、複数の隆起を同時に除去するのに全身麻酔での除去希望など

当院で対応が難しいと思った場合は、大学病院などに紹介させて頂くこともあります^^;

 

病気ではないといっても

ご自分では判断がつきにくい場合もありますし

口蓋隆起や下顎隆起と思って、違う病気だったりすることもありますので。

お口の中を見て何か出来物のようなモノがあって心配な場合は、お近くの歯医者さんでも良いのでご相談ください。

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