宇部市内も梅雨で天気の悪い日が続いています。
たまに晴れたと思えば、湿度も高くなっていますし。
脱水などの症状には十分にお気をつけください。
久しぶりに治療の写真を
当院では珍しい矯正治療について(^◇^;)
今回は当院でやったマウスピース矯正についてです(^^)
最初の方ですが
矯正前
矯正後
元々ワイヤー矯正をされたことがあるそうですが、妊娠中に矯正後に後戻りを防ぐ保定装置としてのマウスピースが使えず
後戻りをしてしまったそうです。
本来はちゃんとした矯正が必要かと思いましたが、患者さんがそこまでは希望されておらず
気になる前歯をなんとかして欲しい、ワイヤーは2度としたくないとのことで、治療について十分に説明をさせて頂いて
マウスピース矯正をさせて頂きました。
歯を並べるために歯の幅を少し調整しましたが、結果には満足を頂きました( ̄▽ ̄)
ワイヤー矯正と違って痛みも少なかったようで、苦にならなかったと言って頂けました。
理想を言えば色々ありますし、咬み合わせについても調整や歯の形態を変えることが必要なのですが
今回は主訴の歯の移動だけの部分治療で経過をみながら、今後を考えて行くことになりました。
次の方
矯正前
矯正後
こちらの患者さんは、本来は抜歯矯正で通常のワイヤー矯正が必要との判断だったかもしれませんが
見た目が気になるが抜歯は絶対に嫌で、ワイヤーも付けたくない、それらをするなら矯正はしないと言われていて
希望の治療では歯科医から考えた理想的な咬み合わせまでは難しく、限界があることを説明しました。
若い患者さんで見た目の改善に強い希望があり、今後また追加で治療が必要になる可能性も説明してマウスピース矯正を開始しました。
こちらの方も抜歯しない分、歯の幅を調整する必要がありました^_^;
予定より期間がかかりましたが、なんとか終了。
これも我々歯科医師からすると理想通りまではいってないですが、患者さんやご家族には満足して頂けました。
確かに見た目は劇的に変わっていて、治療前に比べたら大きな違いです。
痛みもあまりなく、学校にも普通に付けていけたようで日常生活にはあまり困らなかったそうで喜んで頂けました( ̄▽ ̄)
矯正専門の先生からすると色々とご指摘があるかと思いますし。
自分でも本来ならしっかり矯正を勉強されている先生にしっかり矯正をしてもらう方が良いとの判断でしたが。
患者さんの主訴や希望がどこまでなのか?治療ゴールが理想まではいかなくても妥協点をどこまで上げていけるのか
本当に難しい判断でしたが、患者さんの満足が得られた事だけは嬉しく思います。
自分自身ももっと矯正について勉強が必要だと分かってはいますが。
今やっている診療のレベルをもっと上げるための勉強だけでも手一杯だったりもします~_~;
そうは言っても、時間を見つけて矯正を勉強したり、色々な矯正システムがある中で自分ができる範囲のシステムを選択していくことも必要かなと
そして自分でできない矯正は無理をせず、行って頂けるなら矯正ができる先生のところに紹介をさせて頂く事が大切ですし
患者さんにご迷惑をおかけしないことでもあると思っています。
今後は遠隔で矯正専門の先生が診断や治療方法を一緒に考えてくれて、マウスピースやワイヤーが送られてくるシステムも一般的になるかもしれないです。
自分自身の課題はまだまだ多いですが、昨年末にセミナーに行ったように少しづつでも勉強をしていき
システムや設備なども整えていけたらと思います。