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院長

まだまだ日本だけでなく世界中で続く新型コロナウィルス問題。

ヨーロッパやアメリカでも感染者数の増加で大問題になっているようですし。

まだまだこの問題は続くのでしょうか…

幸い、まだ宇部市内では感染者などの報告はないようですが。

皆さん関心の高い心配な問題ですし、自粛や集まりなどが減って経済活動も今後どうなるのか

色々と考えても見えないウィルス相手にはどうしようもないので、できる範囲での対策をしていくしかないのでしょうね~_~;

 

まずは、しっかりした手洗いとうがいなどしょうか

手洗いはしっかり指先、指の間を洗うように

あと、最近では街中に手指用のアルコールも多く設置されているのでそれを全体的によく擦り込むことも効果的です。

昔、大学病院時代に先輩歯科医の方が英語の論文を読んでみんなに内容を話す抄読会というもので

皆さんもテレビのドラマなどで見たことがあると思いますが、手術前にブラシを使って強めの消毒薬で手指からひじ先までしっかり洗います。

それで手術しても大丈夫なくらい清潔な状態にして滅菌された手袋をつけて全身麻酔の手術に入るのですが

そのブラシを使って洗うのと同じくらいの効果がアルコールでの消毒でもあったという論文があったそうです。

論文もいい加減なものや、たまたまそういったデータが出たというものもあり、どのくらい信用できるかというものもありますが

しっかり手洗いする場所や時間がない時は、アルコールによる手指の消毒も全く効果がないことはないので、利用しましょう

 

話が長くなってしまいましたが( ̄▽ ̄;)

先日、歯科医師国家試験の発表がありました。

全体の合格率は65%程度だったそうです。

医師と違って、歯科医師国家試験は合格率を国が操作して今は65%程度に抑えています。

そういった意味で、昔の先生方と違って頑張ってもなかなか合格できなくなっています。

昔なら合格できる点数をいくら取っていても、周りがそれ以上の点数を取れば落ちてしまう可能性が。

そういったことで歯科医師の数を抑制しているのですが、諸外国に比べて日本の歯科医師の数が多すぎる訳ではなく

単に、診療報酬が少ないので数を診るしかない、職場が少なくて自分で開業する先生が多くて開業医が多いなど

諸外国にはない問題で歯科医師が多いイメージになるようです(海外では1日の患者さんが数人で十分な報酬が得られるので)

日本では歯科医師の収入が減っていて、歯科に関わる歯科衛生士さんや歯科技工士さんの仕事がきつい割に報酬が少なくて離職される方が増えていることが大きな問題になっています。

また、若い歯科医師を減らす分、今の団塊の世代の高齢と言われる歯科医師が引退されていくと歯医者自体の数もどんどん減ってくる可能性も。

まだしばらくは大丈夫でしょうが、歯科医療を受ける患者さん側も少しずつ良い治療を受けにくい状況になるかもしれません。

こう書くと明るい未来はないようですが、歯科医師は人の命を救うようなことは大学などの口腔外科以外はほぼないですが

しっかり食事ができる、全身的な病気を予防できるなど、患者さんの生活を豊にすることができる素晴らしい職業だと思っています(アメリカでは人気ナンバーワン職業です!)

 

今回歯科医師になられた先生方は、働き始めるまではドキドキ緊張しているか、せっかくの休みを満喫しているかかもしれませんが。

歯科医師になってからどういった環境にいて勉強するかで大きく変わってきます。

一生続ける仕事と思うなら、努力を続けて良い歯医者さんになって欲しいです。

これは、この春から新社会人の方々にも言えると思いますが。

きついことは多々あると思いますが、その中に楽しいことを見つけながら自分の目指す将来像に近付いていってください。

まだまだ自分自身が未熟で目指す歯科医師には程遠いので、そこそこのおじさんですが自分自身これからも努力して行きたいと思います(笑)

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