インプラント治療

歯の喪失に直面した場合、最も自然な咀嚼機能と笑顔を取り戻す手法は、インプラント治療です。
当院では、インプラント治療のエキスパートが所属しており、最新かつ高い技術力で安心して治療を受けられます。
インプラント治療とは、顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、人工歯を固定する方法です。

インプラント治療

蓄積した技術を活用して、短期間でのインプラント治療や困難な症例にも対応しています。
また、優れた治療成果だけでなく、インプラント手術中に適切な麻酔や鎮痛剤を用いて、できるだけ快適な治療が受けられるよう努力しています。
患者様のお悩みや希望に応じて、インプラント治療に関する最善の治療計画を提案し、治療に入る前に丁寧な説明を行います。
さらに、定期的なメンテナンスやアフターケアにも力を入れており、安心して治療を受けられます。
インプラント治療には高度な技術と経験が求められますが、患者様に最適な治療が提供することをお約束します。

インプラント治療

以下に、当クリニックのインプラント治療における4つの特徴をご紹介します。

  • インプラント治療が得意な口腔外科医である院長が担当します。
    当院の院長は総合病院でインプラント治療を経験しており、大学病院との連携も円滑に進められます。
    通常では難しい症例も、骨造成や粘膜移植などの複合手術で対応しています。
    インプラントにはさまざまなタイプがあり、それぞれの治療方法も異なります。
    以前に他の施設でインプラント治療を受けた患者様の再治療やリカバリー、メンテナンスなども対応いたします。
  • サイナスリフトやGBRなどのインプラントに必要な手術が可能です。
    長期的に安定したインプラント治療を実現するためには、十分な骨量や粘膜が不可欠です。
    骨量が不足している場合でも、必要な手術が行えます。
  • インプラント周囲炎への対応も積極的に行っています。
    インプラントを長く健康な状態で維持するためには、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)の予防や治療が重要です。
  • 最後まで歯を残す治療を徹底して行います。
    インプラントは歯を失った後に実施する治療ですが、歯を健康な状態で維持することを第一に考慮した治療方針が提案されます。
    最小限のインプラント治療と自分の健康な歯の維持のために、口腔全体にわたる総合的な治療をバランス良く設計します。

当院のインプラント治療に
おける
高度な技術


ソケットリフト法
上顎奥歯部分の骨量が不十分な場合に適用される方法です。
上顎奥歯部分の骨が薄い場合、インプラントを埋入するのに必要な高さを確保できないことがあります。
そのような状況では、インプラントを埋入する箇所から上顎洞粘膜(鼻の空洞)を押し上げ、その部分に骨補填材を充填して埋入に適した高さを確保します。
ソケットリフト法11
ソケットリフト法22
ソケットリフト法33
ソケットリフト法44

サイナスリフト法
上顎と上顎洞の間が狭くてソケットリフト法が適用できない場合に使われる方法です。
上顎の横面から穴を開け、隙間を作成し、骨形成や骨移植を促します。
サイナスリフト法11
サイナスリフト法22
サイナスリフト法33
サイナスリフト法44
サイナスリフト法55
サイナスリフト法66
サイナスリフト法77

GBR(Guided Bone Regeneration)
歯槽骨の幅や高さが不足している場合に、骨形成を行い骨量を増やす方法です。
インプラントが骨に納まらず露出した部分に、メンブレンと呼ばれる特別な膜を被せて骨の再生を促します。
GBR(Guided Bone Regeneration)11
GBR(Guided Bone Regeneration)22
GBR(Guided Bone Regeneration)33
GBR(Guided Bone Regeneration)44

リッジプリザベーション(歯槽堤温存術)法
抜歯後の穴を放置すると、骨が失われてしまい、インプラント治療時に骨量が不足することがあります。
骨が失われた部分に人工骨(骨補填剤)を充填することで、インプラントが確実に埋め込まれる状態を整えます。
リッジプリザベーション(歯槽堤温存術)法11
リッジプリザベーション(歯槽堤温存術)法22
リッジプリザベーション(歯槽堤温存術)法33
リッジプリザベーション(歯槽堤温存術)法44

ピエゾサージェリー(超音波骨切削器具)

ピエゾサージェリーとは、歯や骨などの硬い組織を切るための超音波骨切削器具です。
ピエゾサージェリーは、微振動を利用して効果を発揮するため、硬い組織の切削が可能です。
従来は骨を切る際にノコギリ状の器具が使用されていましたが、ピエゾサージェリーでは骨を震わせながら切ることにより、ダメージを最小限に抑えることができます。
また、軟らかい組織(歯肉・神経)は切れないような仕組みになっており、粘膜や血管、神経に傷をつけるリスクが低いです。
ピエゾサージェリーの導入により、患者様の負担を大幅に軽減し、治療の選択肢も広がります。

ピエゾサージェリー

骨が不足していてインプラント治療を断念していた方にも、骨移植などの大掛かりな処置に代わり、非情に低侵襲(少ないダメージ)処置が可能になります。
ピエゾサージェリーは、世界中で認められた新技術であり、非常に高い安全性を誇っています。
当院では、最先端の技術を駆使し、患者様のために最善の治療を提供することを目指しています。


ピエゾサージェリー(超音波骨切削器具)のメリット
低振動により、骨や歯茎へのダメージが最小限に抑えられる優れた治療が可能です。
インプラントと骨との結合が促進されます。
人工骨の骨化が速まります。
治療時間が大幅に短縮されます。
このように、インプラント治療においては、患者さまの口腔内の状況や問題に応じてさまざまな手法が適用されます。
それぞれの方法は、患者さまにとって最も効果的で安全な治療を提供するために開発されています。
専門的な知識と技術を持った歯科医師が精密な検査をし、最適な治療法を選択致します。

抜歯直後のインプラント治療を行う
抜歯即時埋入法

抜歯即時埋入法は、その名の通り、歯を抜いた直後にインプラントを挿入する手法です。
通常、抜歯が必要なケースでは、感染を防ぐために歯茎や骨が治癒するまで2〜3ヶ月待つ必要があります。
しかし、近年の歯科医療の進歩により、抜歯即時埋入法は患者様の負担を軽減するために採用する歯科医院が増えています。
抜歯即時埋入法は、主に上顎の前歯で行われ、以下の条件を満たす場合に適用されます。

抜歯直後のインプラント治療を行う抜歯即時埋入法
  • 周囲の歯に虫歯がないこと
  • 歯周病にかかっていないこと
  • 顎の骨の厚さと高さが十分にあること
  • 初期の固定が可能であること(インプラントが埋め込まれた直後に骨とインプラントが固定される状態)
抜歯即時埋入法の利点
  • 外科手術が1回で済むため、治療期間が短縮できる
  • 患者様の心身の負担が少ない
  • 抜歯部位の骨が萎縮しにくい
  • 歯の欠損期間が短いため、外観への影響がほとんどない
抜歯即時埋入法の欠点
  • 歯科医師の高度な技術や知識が必要(当院は問題ありません)
  • 対応できるインプラントのメーカーが限定されている

インプラント治療の流れ
【安心と信頼のプロセス】


1: カウンセリング、インプラント相談

カウンセリングでは、インプラント治療に関する不安や疑問を解消致します。
患者様のお口の状態や治療方法の選択肢について詳しく説明し、患者様のニーズに合わせた治療計画を提案します。

カウンセリング、インプラント相談

2: 検査・治療計画作成

患者様の歯周病状態や噛み合わせを詳細に検査し、CTスキャンを用いてあごの骨の密度や量を調査します。
検査結果を基に、具体的な治療計画を策定し、患者様の同意を得た後、契約を結びます。
インプラント治療は自費治療になりますので、契約は御家族と相談後でも構いません。

検査・治療計画作成

3: インプラント埋入
インプラント体をあごの骨に埋め込む処置を行います。
このステップは通常1本あたり15分程度で完了します。
施術中の痛みはありませんが、麻酔が切れてくるとズキズキする場合があるので痛み止めを処方致します。
インプラント埋入11
インプラント埋入22
インプラント埋入33
インプラント埋入44

4: 抜糸・仮歯調整
処置後2週間で抜糸を行い、必要に応じて仮歯の調整をします。
この段階で患者様が日常生活を快適に過ごせるよう配慮します。
抜糸・仮歯調整11
抜糸・仮歯調整22

5: 待機期間
インプラント体が骨と結合するのを待ちます。
この期間は平均2〜3ヶ月で、患者様の状態によって異なります。

6: アバットメント取付
インプラントと骨の結合を確認した後、インプラントの頭部にアバットメントを装着します。
この段階で歯茎の形が整うまで2週間程度待ちます。<
アバットメント取付11
アバットメント取付22
アバットメント取付33

7: 型取り
患者様に合わせたオーダーメイドのトレイを使用して、インプラントの型取りを行います。
この型取りは、最終的な被せ物の精度を高めるために重要です。

8: 仮歯の確認と最終調整
型取り後、仮歯を装着し、患者様の快適さや機能性を確認します。
この段階で問題がなければ、最終的な被せ物を装着し、インプラント治療を完成させます。

9: メンテナンス・定期検査

インプラント治療後も定期的なメンテナンスが必要です。
当院では、インプラント部位の無料定期検査を実施し、患者様の口腔内の健康を維持します。

メンテナンス・定期検査

当院のインプラント治療は、患者様の安心と信頼を第一に考えた流れで進められます。
最初のカウンセリングから最終的なメンテナンスまで、一貫したサポートと高品質な治療を提供します。
患者様一人ひとりのニーズに合わせた治療計画で、最適なインプラント治療を実現します。

インプラントオーバーデンチャー
【安定と快適さの融合】

インプラントオーバーデンチャーは、顎の骨に埋め込んだインプラントに入れ歯を固定する治療法です。
この方法は、従来の総入れ歯の問題点である「ずれる」「噛めない」「話にくい」といった不便さを解消し、患者様に新たな快適さを提供します。

インプラントオーバーデンチャー【安定と快適さの融合】

インプラントオーバーデンチャー
のメカニズム

インプラントオーバーデンチャーでは、2〜6本(固定式の義歯の場合は4〜8本)のインプラントを外科手術によって顎の骨に埋め込みます。
そのインプラントにアタッチメントと呼ばれる部品を装着し、入れ歯を固定します。
このアタッチメントは、入れ歯とインプラントをしっかりと連結させる役割を果たし、患者様が自分で簡単に取り外しができます。

インプラントオーバーデンチャーのメカニズム

インプラントオーバーデンチャー
のメリット

安定感 インプラントにより固定されるため、入れ歯がずれたり外れたりする心配がありません。
噛む力の向上 しっかりと噛むことができ、食事の楽しみが増えます。
会話のしやすさ 入れ歯の安定により、話しやすくなります。
取り外しの容易さ 患者様自身で簡単に取り外し、清掃が可能です。
インプラント本数が少なくて済む 必要最小限のインプラントで効果的な固定が可能です。
おすすめの方
  • 総入れ歯の使用による不快感を感じている方
  • 部分入れ歯の使用者で、金属製のフックを隠したい方
  • 自然な見た目と機能性を求める方

インプラントオーバーデンチャーは、従来の入れ歯の問題を解決し、患者様に新たな快適さを提供する治療法です。
当院では、患者様一人ひとりのニーズに合わせた最適な治療計画を提案し、安心して治療を受けていただけるようサポートいたします。

インプラントは失った歯を
取り戻すベストな
選択の一つです

インプラント治療は、失われた歯を人工歯根で補うことで、歯の欠損を抱える患者にとって大きな助けとなっています。
かつては特別な歯科治療とされていましたが、現在では数多くの歯科医院で受けることができるようになりました。
現代のインプラント治療は1980年代に始まりましたが、それ以降も技術の向上が続いており、機能性や美観性の改善、治療期間の短縮、さらに安全な治療方法が確立されています。
ただし、すべての患者様に簡単に適用できるわけではありません。
インプラント治療が容易に行えるケースや困難なケースは、患者々の口腔内の状態によって異なります。
インプラント治療には外科手術が必要であり、費用も安くはないため、患者が治療を受ける決断を下すには大きな壁が存在します。
しかし、適切な治療を行うことで、長期間機能を維持し、良い結果をもたらす方法は他にはありません。
私たちは、多くの患者が適切な治療を受けて、生活の質を向上させることを心から願っています。

インプラントは失った歯を取り戻すベストな選択の一つです
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