宇部市の歯科医院、「歯科・沖田オフィス」院長の沖田です。
早いもので7月も終わってしまいました。
いよいよ夏本番というか、全国では例年以上の気温を記録しています。
一方で東日本では豪雨などで心配な状況のようですし。
気候問題も本当に心配な感じですが…
日中は暑さをしのぎながら、水分補給をしっかりして熱中症や脱水に気をつけて夏を乗り切りましょう!
新型コロナも物凄い勢いで感染者の増加が(・_・;
山口県もいよいよ2000人突破で、宇部市でも300人を越えたようですし
感染が当たり前の状況になってきている感じがします。
ただ、重症化すると命に関わるので、できる感染対策をして感染を防ぐこと
基礎疾患のある方は何かおかしいと思ったら検査や受診をするなどして対応していくしかないと思いますが。
本当に早く落ち着いて欲しいですね。
暑さの中で熱中症や脱水対策で水分補給をされる方も多いと思いますが
緊急時は吸収の良い、飲む点滴と言われたりするOS1やスポーツドリンクなどが良いと思いますが
普通の水分補給であれば、糖分の含まないものをオススメします。
なぜか??
写真は子供のお口の中ですが
歯との境目の歯茎が少し赤くなり腫れているのもあり、歯ブラシがあまりできていないのがわかりますが
白く濁っているような部分が何箇所もあるのがわかると思います。
これは初期の虫歯になります(゚o゚;;
糖類は人にとって栄養ですが、口の中の虫歯菌にとっても栄養になります。
この糖分を虫歯菌が食べて酸を出します。その酸で歯が溶けて穴が空くといわゆる虫歯ですが
その穴が空く前に歯の表面が少し溶けた状態を脱灰(だっかい)と言います。
その脱灰が進むと穴が空いて虫歯になりますが、表面が溶けても食事や唾液の中のミネラル分を補充して元に戻す再石灰化(さいせっかいか)
という現象のおかげで虫歯にならずに済んでいるのですが。
歯磨きで汚れが取れていなくて、歯垢やプラークと呼ばれる汚れがついている部分は脱灰が進んでいきこのような白い状態になってきます。
なので汚れの取り残しが良くないのですが。
それとは別に
スポーツドリンクなどには大量の糖分が入っていますが、飲み物自体が酸性の物も多いです。
虫歯が酸を出して歯を溶かすと言いましたが、飲み物自体が酸性ということは??
そうです、酸性なだけで歯を溶かしやすいのにさらに糖分まで入っているということで
もっと虫歯になってしまいます(・・;)
この場合は磨きにくい場所だけでなく、写真のように磨きやすい前歯の全面含めて歯全体の脱灰が進んで白くなっている部分が増えていきます。
これがもっと進行すると、茶色くなったり黒くなってわかりやすい虫歯になりますが
この白く濁った状態は初期の虫歯で要注意な状態ということを知ってください!!
なので、定期的に摂取する水分はできるだけ糖類のないものにして頂き、必要な時にだけ糖類入りのスポーツドリンクを飲んでいただく方が良いです。
文字だとわかりにくい話ですが
スポーツドリンクは決して体に良い物ではないので、気をつけて摂取して頂けたらと思います!
身体と歯にも気をつけながら水分補給をして頂いて
暑い夏を乗り切りましょう!!